足関節捻挫とは、足首を不自然な方向にひねることで、
関節を支えている靭帯(じんたい)が伸びたり、
一部または完全に切れてしまったりするケガです。
大半は足の裏が内側を向くようにひねる「内がえし捻挫」で、
外側の靭帯を痛めます。
足関節捻挫は靭帯の損傷であるため、レントゲン検査だけでの診察は
情報量が少ないので、当院では、エコーを使用して靭帯の確認を行います。
捻挫だからと軽く考えて放置すると、
靭帯が緩んだまま治ってしまい、足首のグラつきが残って何度も捻挫を
繰り返す「慢性足関節不安定症」に移行することがあります。
そのため、初期の正しい診断と適切な治療が大切です。
くるぶしの周辺が赤く腫れ、押すと強い痛み(圧痛)があります。
皮下出血によって青あざができることも多く、靭帯の損傷が激しい場合は、体重をかけるだけで激痛が走り、
自力で歩くことが困難になります。
スポーツ中のジャンプの着地失敗、急な方向転換、他者との接触などが主な原因です。
日常生活でも、段差に気づかず足を踏み外したり、不整地(でこぼこ道)を歩いたり、
高いヒールのある靴を履いてバランスを崩した際に発症します。
損傷のレベル(度合い)に合わせ、段階的な保存療法を行います。
足関節捻挫は、初期の固定と回復期のリハビリを正しく行うことで、クセになるのを防げます。
足首をひねって痛む方は、早期に当院へご相談ください。
足底腱膜炎とは、足の裏にあるかかとから足の指の付け根までを繋ぐ
分厚い膜(足底腱膜)に過度な負担がかかり、
炎症が起きて痛みが生じる病気です。
足の裏のアーチ(土踏まず)を支えるクッションの役割を果たしていますが、
足底腱膜に過度な負荷が繰り返しかかることで、
特にかかとの骨の付着部付近に微小な断裂や炎症を引き起こします。
40〜50代以降の一般の方や、市民ランナーなどのアスリートに多く見られる
足裏の代表的な疾患です。
最大の特徴は「朝、目覚めて最初の一歩目にかかとのあたりに激痛が走る」ことです。
しばらく歩いていると徐々に痛みは軽くなりますが、夕方に疲れてくると再び痛みが強くなったり、
急に動き出した時にズキッと痛みます。
足の裏への過度な衝撃や引っ張られるストレスが原因です。
長時間のランニングやジャンプ、硬いアスファルトの上での立ち仕事、クッション性の低い靴の使用、
あるいは加齢による足の筋力低下や肥満が引き金となります。
足の裏にかかる負担を減らす「保存療法」を中心に治療を行います。
足底腱膜炎は慢性化しやすいため、足の裏のクッション性を高める初期ケアが大切です。
足の裏の長引く痛みでお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。
外反母趾とは、足の親指(母趾)の付け根の関節が外側に突き出し、
先端が人差し指のほうへ「く」の字に曲がってしまう変形疾患です。
女性に多くみられます。
変形が進行すると、突き出た部分が靴に擦れて強い痛みを生じ、
歩行のバランスが崩れて膝や腰の痛みにつながることもあります。
見た目の問題だけでなく、足の構造的なトラブルであるため、
早期に適切な靴選びや装具療法を始めることが大切です。
親指の付け根の突出部が赤く腫れて痛み、靴を履いて歩くのが苦痛になります。
変形が進むと親指が人差し指の下に入り込んで爪が肉に食い込んだり、
足の裏にウオノメやタコができて歩行時にズキズキと痛むようになります。
先の細い靴やハイヒールの常用といった「環境要因」に加え、
生まれつき足の平のアーチが平らな扁平足などの「遺伝的要因」、
加齢にともなう足の筋力低下が重なって起こります。
足の指を使わない歩き方も原因の一つです。
当院では、変形の度合いや痛みの強さに合わせ、痛みを和らげて進行を防ぐ保存療法を行います。
外反母趾は、我慢して変形が高度に進行してしまう前に、早めの対策をとることが重要です。
足の痛みや変形でお困りの方は、ぜひ当院へご相談ください。
痛風とは、血液中の尿酸値が高くなりすぎることで、
関節の中に生じた尿酸の結晶が激しい炎症を引き起こす病気です。
30代〜50代の男性に多くみられます。
ある日突然、足の親指の付け根などが赤く腫れ上がり、
「風が吹くだけでも激痛が走る」ほどの猛烈な痛みに襲われるのが特徴です。
単なる関節の病気ではなく、背景には生活習慣病(高尿酸血症)があるため、
内科的な視点も含めた適切な管理が不可欠です。
多くは「足の親指の付け根」に、ある日突然、猛烈な激痛が走ります。
患部は赤く腫れ上がり、熱を持ち、触れるだけで激痛がするため歩行困難になります。
この発作的な痛みは、通常1〜2週間ほどで一旦治まります。
原因は、体内で増えすぎた「尿酸」です。
プリン体を多く含む食事(レバー、白子など)やビールの過剰摂取、激しい運動、肥満、ストレスなどが重なることで
尿酸値が上昇し、溶けきれなくなった尿酸が関節内で結晶化します。
痛みの発作が起きている「急性期」と、症状が落ち着いた「慢性期」で治療を切り替えます。
痛風は、痛みが消えたからと放置すると、発作を繰り返し、腎障害などの合併症を招きます。
突然の激しい関節痛でお困りの方は、我慢せず当院へご相談ください。