上肢のしびれや痛み

こんな症状ありませんか?Symptoms

  • 首から肩・腕にかけて痛みやしびれがある
  • 手や指先がジンジンしびれる
  • 腕に力が入りにくく、物を落としやすい
  • 長時間のスマホやパソコン作業で症状が悪化する
  • 夜間や朝方に腕や手のしびれで目が覚める
  • 腕を上げるとだるさやしびれを感じる

上肢のしびれや痛みの種類Medical Services

野球肘

野球肘とは、野球の投球動作を繰り返すことによって
肘に過度な負担がかかり、肘の骨や軟骨、
靭帯などを痛めてしまうスポーツ障害の総称です。
特に骨が成長段階にある小・中学生のジュニア期に多く発症します。
大きく分けて肘の内側、外側、後方に痛みが現れますが、
特に外側の損傷(離断性骨軟骨炎)は放置すると
将来的に重大な障害を残すリスクがあります。
早期発見と、成長期に合わせた適切な対応が重要です。

野球肘の症状

主な症状は、ボールを投げる時や投げた後に肘に生じる痛みです。
初期は投球時のみですが、悪化すると肘が完全に伸びない・曲がらないといった可動域制限が生じたり、
日常生活で物を持つだけでも痛むようになります。

野球肘の原因

主な原因は、過度な投球練習による肘の「使いすぎ(オーバーユース)」です。
それに加え、身体の硬さ(特に肩関節や股関節の柔軟性不足)や、
手投げなどの不良な投球フォームが肘への負担をさらに増大させます。

野球肘の治療法

当院では、痛みを抑えるだけでなく「再発させない身体づくり」を目指します。

投球の休止と患部の安静(基本の治療)
骨や組織の修復を最優先するため、一時的に投球を禁止し、炎症を抑えます。
理学療法士によるフォーム改善・リハビリ
肘だけに負担をかけないよう、肩や股関節の柔軟性を高めるストレッチを行います。
さらに、超音波療法などの物理療法を組み合わせ、正しい投球フォームへの修正指導を行います。

まとめ

野球肘は「成長痛だから」と放置せず、痛みが出た時点で早めに受診してください。

  • 「痛みを我慢して投げる」のは絶対にNG
  • 早期に発見することで、早期の競技復帰につながる可能性があります。

当院では選手一人ひとりの将来を見据え、全力で競技復帰をサポートします。

テニス肘

テニス肘とは、肘の外側にある骨の出っ張り(外側上顆)の周りに
炎症が起き、痛みが生じる病気です。
正式には「上腕骨外側上顆炎」と呼びます。
テニスのバックハンドで発症しやすいことからこの名がつきましたが、
実際にはバドミントンやゴルフなどのスポーツだけでなく、
長時間のパソコン操作、重い荷物を持つ仕事、
調理や雑巾絞りといった日常の家事など、
手首や指をよく使う方に広くみられる身近な疾患です。

テニス肘の症状

物をつかんで持ち上げる、ドアノブを回す、タオルを絞る、キーボードを叩くといった「手首を反らせる動作」の時に、
肘の外側から前腕にかけてジワジワ、またはズキッと鋭い痛みが走ります。安静時にはあまり痛みません。

テニス肘の原因

手首を反らしたり、指を伸ばしたりする筋肉(短橈側手根伸筋)の、肘の付け根部分への負担が原因です。
加齢による腱の柔軟性の低下(変性)に加え、手首や指の使いすぎ(オーバーユース)が重なることで発症します。

テニス肘の治療法

まずは負担を減らす「保存療法」を行い、痛みの根本にアプローチします。

患部の安静とサポーターの活用
原因となる動作をできるだけ控え、炎症を抑えます。
肘の外側への負担を和らげる専用のベルト(テニス肘バンド)の着用が効果的です。
薬物療法とリハビリテーション
湿布や塗り薬を使用し、痛みが強い場合は注射で炎症を抑えます。
並行して、理学療法士が前腕の筋肉をほぐすストレッチや、正しい手首の使い方の指導を行います。

まとめ

テニス肘は日常生活でよく使う部位のため、無理をして使うと慢性化しやすい疾患です。

  • 「物を持つと肘が痛い」と感じたら我慢しない
  • ストレッチや専用バンドで早めに対策を始める

肘の痛みでお困りの方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。

変形性肘関節症

変形性肘関節症とは、肘の関節にある軟骨が長年の負担によって
すり減り、骨同士が擦れ合ったり、骨のトゲ(骨棘)ができたりして
関節が変形していく病気です。
大工や農業など仕事で腕をよく使ってきた中高年の男性や、
過去に肘の骨折・脱臼をした方に多くみられます。
進行すると関節の動きが徐々に悪くなり、
日常生活の動作に支障をきたすほか、
変形した骨が近くを通る神経を圧迫して、
手にしびれを引き起こすこともあります。

変形性肘関節症の症状

主な症状は、動かしたときの肘の痛みと、可動域の制限(肘がまっすぐ伸びない、口元まで曲がらない)です。
また、骨のトゲが神経を圧迫すると、薬指の半分や小指側にしびれが出たり、手の筋肉が痩せてきたりします。

変形性肘関節症の原因

長年にわたる肘の「使いすぎ(オーバーユース)」が主な原因です。
また、過去に負った肘の骨折や脱臼、野球肘などのスポーツ障害がベースにあり、
年齢を重ねるにつれて変形が徐々に進行して発症するケースも多くあります。

変形性肘関節症の治療法

関節の変形度合いや痛みの強さに合わせて、最適な治療を選択します。

保存療法(痛みの緩和と機能維持)
痛みが強い時期は、お薬の処方や関節内への注射で炎症を抑えます。
温熱療法で血行を良くし、理学療法士によるリハビリで肘まわりの筋肉を柔軟に保ち、動きの悪化を防ぎます。
手術療法(根本的な治療)
骨のトゲが大きく動きの制限が強い場合や、手のしびれ・麻痺が進行している場合は、
引っかかっている骨を削ったり、神経の通り道を広げる手術を検討します。

まとめ

変形性肘関節症は、一度変形した骨は元に戻らないため、早期の進行予防が重要です。

  • 「顔を洗う」「ボタンを留める」のが辛くなったら受診
  • 手の指(小指・薬指)にしびれが出たら早めに対策

肘の違和感や痛み、しびれがある方は当院へお気軽にご相談ください。

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群とは、首から肩、腕へと抜ける神経や血管の束が、
鎖骨や肋骨、筋肉の隙間(胸郭出口)で圧迫されたり引っ張られたりして
起こる病気です。
なで肩の若い女性や、重い物を持ち運ぶ労働者、筋肉質な男性などに
多くみられます。
腕を上げる動作や長時間同じ姿勢を続けることで症状が悪化しやすく、
日常生活や仕事のパフォーマンスに大きな支障をきたすことがあるため、
原因に合わせた適切なケアが必要です。

胸郭出口症候群の症状

腕や手のしびれ、チクチクする痛み、だるさが主な症状です。
つり革につかまる、洗濯物を干すなど、腕を高く上げる動作で症状が強まります。
血流が悪くなることで、手が冷たく感じたり、青白くなったりすることもあります。

胸郭出口症候群の原因

首や胸の筋肉の緊張、鎖骨と肋骨の間の狭さが主な原因です。
生まれつきの骨格(なで肩など)に加え、猫背や巻き肩といった不良姿勢、重いリュックを背負う習慣、
長時間のデスクワークなどが引き金となって発症します。

胸郭出口症候群の治療法

症状の程度に合わせて、体に負担の少ない保存療法から開始します。

生活指導と姿勢改善
重い物を持ち上げない、リュックを避けるなど日常生活の負担を減らし、猫背や巻き肩などの悪い姿勢を正します。
薬物療法とリハビリ
消炎鎮痛剤や神経の働きを助けるお薬を処方します。
理学療法士が首や肩まわりの筋肉の緊張をほぐすストレッチを行い、症状の緩和と再発予防を目指します。

まとめ

胸郭出口症候群は、生活習慣や姿勢の見直しが改善の第一歩となります。

  • 腕を上げた時のしびれやだるさを放置しない
  • 自己流のマッサージは避け、早めに受診する

腕や手の不調でお悩みの方は、当院へご相談ください。

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